今年で開園40周年を迎える「みだけ保育園」。当時、保育園に通っている子がおらず、建設業を行っていた当時の理事長が地域の方々からの要望を受け開園いたしました。
私はもともと子どもが好きで、小さい頃から年下の子のお世話が好きでした。保育士になり、当園の開園とともにスタッフとして入りました。小学校に入るまでの幼児期は周りからの影響を受けやすく、この時期に基本の性格が形作られていきます。もちろん、お勉強やマナーの習得もとても大事です。しかし、当園ではこれに加えて「友達と仲良く、思いやりのある子」に育つよう、自然遊びなど心豊かに成長してもらうことを最重要視しています。そのためにも、保護者の皆さんが保育園に来たら「ほっ」とするような安心して預けられる園になるよう努力しています。現スタッフも長年、当園で働いてくれている方が多く、卒園した子どもたちが遊びにくることもあります。また、卒園した教え子がお父さんお母さんになり、その子どもたちはまるで自分の孫を見てるようような気持ちです。
4代目の園長となり思うことは、時代とともに生活が多様化し、保育に求められることが変わってきたことです。親御さんも、開園当時は農家の方が多かったが、現在はお母さんも外で働いている方が多いです。そのため、保育時間も延長するなどニーズに合わせて園も変わってきました。開園40周年を迎えるにあたり、子どもたちが元気一杯、裸足でいても過ごしやすいよう、廊下の床を木材にするなど園施設を大幅に改装いたしました。また、保護者の方が子どもたちを安心に預けられるように、熱中症対策の遮光ネットや虫歯ゼロへの取り組みなどを行っています。
これからも、一人一人の子に寄り添い、明るく元気な子に育ってくれるよう、精一杯取り組んでまいります。
みだけ保育園 園長 本村明子